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体の幹は強く、しなやかに


体幹に必要な機能とは?

今回は体幹の機能性についてお話したいと思います。

最近、よく体幹を鍛えるのが大事であるということが言われています。

皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?

では、腹筋・背筋などを強化してスタビリティ(固定力)の強化すればすべてオッケーということでしょうか?

実はそうではありません。

体幹は機能的に動けることが重要で、モビリティ(動作性)も同時に獲得しなければなりません。

想像してみてください、バキバキに体幹筋を強化して固定力だけを高めると大きな塊となってしまいますよね。

下図のように、頭からお尻にかけて様々な筋肉があるんですが、そこが一つの塊になってしまうと動けるのは肩甲骨や股関節から先の手足だけになります。

メチャクチャ動きにくいと思いませんか?

体幹はしなやかさが大事

実際の動作で見てみましょう。

ここではわかりやすいように子供がシュートしている写真を見てみます。

脚や股関節だけの動きだけでなく体幹の大きな捻りや反動を生むために腕も大きく動かしているのがわかります。

つまり強いシュートを打ち込むためには脚だけの動きでなく頭から首・体幹・股関節の機能的な動きを経て足先に強い力を伝えられるわけです。

体幹が1つの塊になると動作がしづらくなる

何もスポーツ動作に限ったことではありません。

日常動作でも同じことが言えます。

例えば高齢者の車での後方確認の写真を見てみましょう。

シートに座りながら後ろの車を確認するときは体幹・首を捻って目もいっぱいの動きを使って確認しています。

体幹が一つの塊になっていると後方確認しずらいのは想像つきますよね。

同じように朝イチに靴下が履きにくいとか、布団から起き上がりにくいのは体幹が固まっているのが大きな要因です。

動かせる範囲の最後までしっかり動かす

では体幹も含めてストレッチをたくさんやればよいのでしょうか?

柔軟性を向上させるのは間違いなく重要ですが実はそれだけでは不十分です。

大事なのは機能的に動けること。

具体的にいうと捻じれや対角線上の動作で、可動域の最後までしっかり力を入れることが出来ること。

もっと簡単にいうとしなやかに、可動域一杯に動けるようになること。

下にトレーニングの一例をピックアップしておきますので、最近腰回りがおもいな~とか朝イチ靴下履きにくいなと感じている人がいたらぜひ試してみてください。

これはあくまで一例なので詳しく聞きたい方はスタッフまで一声かけてください!